”うちは関係ない”はもう通用しない。「ビジネスと人権」の基本

「ビジネスと人権」と聞いて、「うちは小さな会社だし、関係ないよ」と思われたかもしれません。でも、それは少し違います。
私たちがいま扱っている商品やサービス、その背景には、たくさんの人の働きがあります。
もしその中で誰かの人権が損なわれていたら――たとえ直接関わっていなくても、私たちのビジネスにも責任が問われる時代になっています。

そもそも「ビジネスと人権」って何?

「ビジネスと人権」とは、企業がその事業活動を通じて人権を尊重し、侵害しないよう配慮することを指します。
これは国連が定めた「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づいており、現在、多くの国や企業で具体的な取り組みが進められています。
つまり、働く人の安全や健康、差別のない雇用、サプライチェーン上の人権配慮などが求められているのです。

取り組まないとどうなる? ~中小企業でも避けられないリスク~

「自社には関係ない」と思っていると、思わぬ形でリスクが表面化することもあります。

 仕入先や委託先でのハラスメントや劣悪な労働環境
 SNSでの告発による炎上
 大手企業からの取引停止(人権方針のない企業は選ばれない時代)

今や「人権リスク」は、経営リスクそのもの。中小企業でも決して無関係ではありません。

なぜ中小企業にも関係あるの?

確かに「海外との取引もないし、大企業じゃないから関係ない」と思われるかもしれません。
でも実際には、大手企業や自治体との取引には「人権への取り組み」を求められるケースが増えています。
また、地域に根ざした中小企業だからこそ、従業員やお客様、地域社会との関係性はビジネスの信頼の土台になります。
その信頼を守るために、人権への配慮は欠かせません。

人権への配慮は、ブランド力とビジネスチャンスにつながる

「ビジネスと人権」にしっかり取り組んでいる企業は、取引先からの信頼も高まります。
採用においても、若い世代を中心に「人や社会を大切にしている会社で働きたい」という意識が強まっています。
つまり、人権への取り組みは“「守り」だけでなく「攻め」の経営戦略にもなる”のです。

では、何をすればいいの?

中小企業であっても、まずは以下のようなことから始めることができます:

 自社の「人権方針」をつくる
 ハラスメントや差別をなくす職場環境づくり
 取引先との関係でも人権を意識する
 従業員への教育や意識づけ

とはいえ、「どこから手をつけたらいいかわからない…」という方も多いはずです。
私たちは、中小企業に特化した「ビジネスと人権」対応の支援を行っています。

一歩踏み出すことが、信頼と成長への第一歩です

「ビジネスと人権」は、これからの企業にとって避けて通れないテーマです。
でも、怖がる必要はありません。正しい知識と、少しの準備があれば、必ず進んでいけます。
「人を大切にする会社」になることが、これからの時代の強みになります。

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